小日向文世さんのカメレオン俳優ぶりに脱帽(重版出来)
2016/10/12
『重版出来』、最終回まで楽しめました。
小日向文世さん演じる三蔵山先生がラストで
若手漫画家さん達に挑戦状を叩けるという、
一番美味しいところをもっていかれました。
初回の登場時、えらく腰が曲がりヨボっとした役柄だったので
「小日向さん、結構歳を取られたなぁ」と何気なく見ていました。
これが伏線だったのが明かされた時は
思わず膝を打ちましたが、本当に器用な俳優さんですよね。
アウトレイジでの悪徳刑事役が好きなのですが、
小日向さんみたいに一見ニコニコしている人のほうが
虚勢を張った強面よりも底が知れないというか、
何を考えているのか分からないので
不気味ですよね。すごくハマリ役でした。
因みにアウトレイジ[1]は三浦友和さんの悪っぷりといい、
北村総一朗さんの飄々とした佇まい(ラストが良い)といい、
キャスティング含めて至極の一本です。
ネットで『真田丸』での秀吉役も話題になっていますが
私はテレビを持ってないのでみれていません。残念…。
同一の時期に、並行して2つのドラマに出ている
俳優さんをみるのは面白いですよね。
『重版出来』にも出ていたオダギリジョーがブレイクしたのも
『サトラレ』と『天体観測』に出た頃だったように思います。
役者さんがドラマのキャスティングで時期が重なった場合は
正反対の役どころをチョイスするはずなので
全く違う一面が覗けて違った楽しみ方ができます。
T.HASE拝。